あいまいなインターネット

上野・御徒町・秋葉原のことを中心に発信できるといいなあ

中山競馬場に行って中山大障害を見てきたよ

 12月24日に中山競馬場で開催されたJ・G1、「中山大障害」を観覧するため、中山競馬場に行きました。

 ジャパンCを見に行った東京競馬場では最寄駅の府中本町から直通通路がありましたが、中山競馬場も同様で最寄の船橋法典に臨時口があり、そこから中山競馬場まで地下通路でつながっていました。JRAはお金があるなあと思いながら地下通路を抜けるとそこは中山競馬場

 東京競馬場と比べると小ぶりな印象を持ちましたが、とはいえ大規模施設であることは間違いなく、20分くらいかけて場内をぐるっと回りました。

この日の中山大障害を見にきた理由は11歳障害馬の「オジュウチョウサン」の引退レースだったため。2017年の中山グランドジャンプの動画をみてファンになったのですが、ファンになった瞬間に引退となり、引退レースくらいは生で見たいと思った訳です。

www.youtube.com

レースが始まる十数分前に入場する各馬とオジュウチョウサン。初めて見たオジュウチョウサンは堂々としていて、強い馬としての風格を感じました。

しかし、レースは残念ながらオジュウチョウサンは6着となり、ニシノデイジーが1着となりました。

www.youtube.com

オジュウチョウサンは第4コーナー直前から伸び始めて猛烈な勢いで前の馬を交わしてゴールする流れが定番だったので、ゴール直前まで伸びるんじゃないかと手に汗握る観戦でしたが、この時は最後全く伸びない。流石に年齢もあり、新しい馬が結果を残し、世代交代の時期だったんだなあと。

その後は引退式に参加。中山競馬場いっぱいにオジュウの引退を惜しむ声と啜り泣く音、そしてありがとうの声が広がり、愛されていた馬だったんだなあと感じることができた引退式でした。

ありがとうオジュウチョウサン



 



 

(雑メモ)鎌倉殿の13人を見ていて気になった上総広常の軍隊規模と農業生産力

 鎌倉殿の13人では、第5話~第6話で石橋山の戦いに惨敗した源頼朝北条時政軍は千葉県南部の安房に落ち延び、第7話以降、安房を起点に千葉県(安房・上総・下総)の諸豪族を取込み、兵力を数万人規模に拡大しました。

 このとき源頼朝軍の幕僚内では安房の安西氏、下総の千葉氏を味方に引き入れた一方、源平合戦の勝利を決定づける人物として上総広常が重要視されます。

 

 幕僚会議では上総広常は2万近くの兵力を有しており、当時の関東諸豪族の中では頂点に近い軍事力を有するような存在として描かれていました。

 石橋山の戦いで頼朝・北条軍が動員できたのは300人程度である一方で、上総軍は単独で2万人近くできるようであり、この兵力差の理由について農業生産力の観点から考えてみました。

 

 兵力を考える上でその土地の農業生産力は基本となります。農業生産力が高ければ食べさせることができる人間が多くなり、それに応じて人口規模も拡大するからです。
 そして、当時の武士団の兵力の中心は武装化した一般農民であり、農業がさかんで人口規模が多ければ動員可能な兵力も大きくなります。

武士と荘園 (tamagawa.ac.jp)

 

 当時の農業生産力を推し測ることは難しそうですが、太閤検地による米の全国生産高統計が共通手法による統計であることから、一つの参考になりそうです。
 1石は体積単位ですがだいたい1石=成人1名の消費量と考えられるそうで、人口規模を下支えする指標として扱いやすそうです。

以下の上総と伊豆の石高差を見ると、約5倍近くの差があります。

 上総:37.3万石

 伊豆:7万石

太閤検地における国別石高 : 塩はうまくてまずいです (exblog.jp)

 

また、高島正憲さんという研究者が古代日本の農業生産の研究をしているようで、
論文内の田んぼの広さを見ても、上総の耕地面積はかなり上位にあったようです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sehs/81/4/81_563/_pdf/-char/ja

 

 しかも伊豆地方は北条時政山木兼隆・伊藤祐親等の諸豪族が分割しており、7万石をさらに数分割している状態です。その一方で上総は上総広常が有力豪族として全体を支配しているようでした。

 ここから、全体で7万人しか下支えできない伊豆の諸豪族と比較して、単独で40万人近くを下支えできる能力がある上総の国力は絶対的であったと思われます こうした豊富な農業生産力を背景にした上総氏の軍事力が、「上総広常がついたほうが勝つ」という言葉につながるのでしょう。

(※もちろん、関東地方の農地開発が進んだのは江戸時代以降であり、当時は太閤検地以前よりも農業生産力が低いと思われるため、この指標は参考程度であることに留意する必要はあります)。

[私的メモ]ロシア軍の編成

1.ウクライナ侵攻前の露軍の集結[1][2]
○120個大隊戦術グループ(16万~19万人)、露地上軍(全体で約28万人)の約7割がウクライナ国境に集結
○航空戦力は作戦機500機(全数の約1/3、全作戦機は1,380機)
 ※地上兵力としての総数はロシア陸軍が28万人、空挺軍が4.5万人で計33万人と推計

 

2.大隊戦術グループ(BTG:Battalion Tactical Group)とは[1][3][4]

○約700~900人からなる戦闘編成
 [定義]自動車化狙撃大隊に戦車・砲兵・防空・電子部隊を付加した戦闘単位。
    露軍全体で168個BTGが存在されていると推定

○大隊戦術グループ(BTG)の具体的編成例
  ・1個自動車化狙撃大隊(3個中隊) (基幹部隊)
  ・1個戦車中隊(3個戦車小隊、10両)
     ※中隊指揮官車両1両+1小隊3両*3小隊 
  ・1個対戦車中隊              
  ・1個砲兵大隊(3個砲兵中隊)         
  ・2個防空中隊                                                         
    +電子戦中隊等

 

3.BTGの上位部隊単位[3]

○自動車化狙撃師団は約8,500名
 内訳は16個自動車化狙撃大隊/戦車大隊+支援部隊等
○自動車化狙撃旅団(Motorized Rifle Brigade)は約3,000~4,500名
 内訳は基幹3個大隊+支援部隊等
  ※基幹3個大隊のうち2個大隊は契約軍人中心+砲兵などを付加してBTG化したもの
    1個大隊は徴兵を中心とする低練度部隊

 

4.ロシア軍の構成[5]
○大まかに以下のような順(陸軍)
 OSC(統合戦略コマンド:Operational Strategic Command)
    →AG(軍(軍集団?):Army Group)
    →Division/Brigade(師団/旅団)
    →BTG(大隊戦術グループ)
○概ね軍管区=OSC、OSCは陸海空軍を統合運用する、現在はロシア全土を5軍管区(北部・西部・南部・中央・東部)に分割。   
○2014年12月に北極方面の防衛を担当する北部軍管区・北部統合作戦コマンドが独立・創設され5軍管区/OSC体制化。
○ロシア軍は3軍種2独立兵科制度
  →陸軍・海軍・航空宇宙軍(3軍種)
  →戦略ロケット軍・空挺軍(VDV)(2独立兵科)
    ※航空宇宙軍は2015年に空軍と航空宇宙防衛軍が統合されたもの
                ※このほかに長距離輸送機・原潜部隊が独立運用されている模様

 

5.露軍の主力兵器

○戦車部隊は主にT-72、T-90、T-80 等(Variantがかなりあり)
  ・T-72派生→T-72B3M/B3/B/BA等
  ・T-80派生→T-80B/BV/U/VM
  ・T-90派生→T-90A/M
○IFVは主にBMP-2、BMP-3等
APCは主にBTR-80・BTR-82A等
○自走榴弾砲は主に2S3アカツィア(152mm)、2S19 ムスタ-S(152mm)、
 2S35 コアリツィア-SC(152mm)等
○自走ロケット弾発射機はBM-21グラード(122mm)、BM-27ウラガン(220mm)、
 トルナードG(122mm)、TOS-1(220mm)、9K58/9A52-2 BM-30スメルチ(300mm)等

 

6.参考・引用元
[1]https://twitter.com/9999suematsu/status/1497035522405179393/photo/2  
[2]http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2021/html/n120503000.html 
[3]https://togetter.com/li/1836860 
[4]https://www.benning.army.mil/armor/eARMOR/content/issues/2017/Spring/2Fiore17.pdf
[5]小泉悠ほか(2015)「イラストでまなぶ!ロシア連邦軍 電子版」株式会社ホビージャパン

ほか、英語版wikipedia諸項

 

7.略語一覧
AG:Army Group(軍/軍集団)
APC:Armored Personnel Carrer(装甲兵員輸送車)
BTG:Battalion Tactical Group(大隊戦術グループ)
IFV:Infantory Fighting Vehicle(歩兵戦闘車)
MBT:Main Battle Tank(主力戦車)
OSC(OSK):Operational Strategic Command(統合戦略コマンド)
SV:ロシア陸軍(СВ:Сухопутные войскаよりアルファベット表記)
VDV:ロシア空挺軍、(ВДВ:Воздушно-десантные войскаよりアルファベット表記)
VMF:ロシア海軍(ВМФ:Военно-морской флотをアルファベット表記)
VKS:ロシア航空宇宙軍(BKC: Воздушно-космические силыをアルファベット表記)

 

パソコンなんもわからん人間が情報セキュリティを学ぼうとした記録①

◆文系なんですけど、なんか…情報セキュリティが最近話題で...でもなんもわからないんす…情報セキュリティって何なんですか?

◆情報セキュリティなんもわからん

  ホワイトハッカー入門 | 阿部 ひろき | 工学 | Kindleストア | Amazon

→攻撃までのフロー、各段階における手法についてザックリ紹介してあり、脆弱性に対する攻撃 is 何、結局何やってんのという疑問に大体答えてくれる。

→自分で自分の家のPCで検証環境を作ることを推奨しており、ざっくりやり方も載っているが大まかな情報なので、仮想化の方法とか具体的準備方法は別の書籍を読む必要がありそう。

○攻撃の検証をペネトレーションテストというらしく、いろんな本を読む限りKali LinuxというLinuxディストリビューションが予め実験に使えるいろんなライブラリを持っていて、これを使って実験するのが一番良さそう。

○やられサーバー(脆弱性を持たせたマシンの仮想環境)としてはMetasploitable2が推奨されていた。VM用イメージファイルが配布されているとのこと。

○仮想化はだいたいHyper-VVMwareVirtualBoxあたりがよく使われるらしい。

 

◆そもそもネットワークってなんなんすか

 ネットワーク超入門講座 第4版 | 三上 信男 | コンピュータ・IT | Kindleストア | Amazon

→そもそもインターネットってどういう仕組みで動いているのか大まかな説明、LANって何、L2スイッチって何、等基本的なことはこれでいったん網羅できそう。

→基本情報の勉強をしていた時は、ザックリとした内容しか教本には載っておらず、実際どういう構成でどういう機器がどう動いてあるクライアントからあるクライアントまでデータを飛ばすのかイメージできなかったので、こういう各論の本を読んで補完すると理解が深まって良さそう。

 

・有用そうなリンク

インターネットの本質から理解できるプロトコル「BGP」についてまとめた! - Qiita

ピアリングとトランジット – インターネットの相互接続について(1) | さくらのナレッジ (sakura.ad.jp)

 

◆そもそも公開鍵とかよくあるセキュリティの仕組みって何が何を射程にして存在してるのかわかんないんすよ

暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス | 結城 浩 | コンピュータ・IT | Kindleストア | Amazon

→よく聞く証明書・公開鍵暗号・メッセージ認証やらが何を解決するために存在していて、どういう仕組みで動いているのか一旦網羅できる本。

→暗号化の技術であるAESとかは何に使われてどういう仕組みなのか、「暗号化」そのものの仕組みと意義まで教えてくれてよい。

→だいたい、「なりすまし」「改ざん防止」「鍵配送問題」「解析にかかる時間を長くする」あたりがキーポイントになる。しくみは剰余と素数のオンパレード。

あとXORが可逆ですごい。

 

◆そもそも数学苦手なんだけど?

プログラマの数学 第2版 | 結城 浩 | 数学 | Kindleストア | Amazon

→慈愛に溢れてるから数学苦手でも見捨てられる気持ちにならずに読める。

 ただし、やっぱり数学の前提知識が必要になる場面はあるので、適宜KIT数学ナビゲーション (kanazawa-it.ac.jp) あたりで前提をさらいながら読むと捗る。

 

基本情報の勉強した記憶やらを遡りながら少しずつ読み進めれるといいなあ。

 

 

 

 

今週買った本(Kindleメイン)

・仕事でExcelファイルをたくさん扱っているが、自動化したいのでPythonのopenpyxlをを勉強し始めた。Pythonの基本的な書き方のルールを知りたい、そのほかの利活用法を知りたいので以下の2冊を購入。これと公式のDocumentとかQiitaとかを使いながら遊ぶ。
 
・友人にハッシュ化と暗号化って違うんだよ、とかいろいろ教えてもらって、そもそも暗号についてなんも知らんなと思って、以前から評判のいいこの本を買ってちまちま読む。シーザー暗号とか歴史的な暗号から説明してくれてるので読み物としても面白い。
 
・そもそも数学苦手だけど、仕事上数学を使いたいなと思う機会が増えてきたので数学をさらいなおすために以下の本も読み始めた。kindle版はないので全頁写真撮ってipadで読んでる。
 
ウクライナ情勢がまた緊迫化してきて、ロシアとNATOの関係について論ずる記事が出てきたので、そもそもロシアの対外認識とか、国際関係理論とか忘れたりなんも知らんなと思い以下の本を使って勉強しなおし。
 
 
 

11/15 日本の中のロシア(銀座一丁目)

◆銀座のロシア食品・雑貨専門店(11/6(土))

以前Twitterのロシアクラスタで話題に出た、銀座にあるロシア食料品・雑貨専門店「赤の広場」に行ってきました。

 最寄りは有楽町線銀座一丁目駅です。銀座中心部から少し離れたマンションの1階に入居しており、店舗は数人入ると結構いっぱいになる感じでコンパクトなお店です。最寄り駅からも少し歩くところに所在していますが、結構な人でにぎわっていました。

一応、6~8人くらいを上限に入場制限されており、自分が行った15時ごろでは3人くらい並んでいて、店内は店員の方数名と客で結構にぎやか。

 客層は高齢の方から若い方まで老若男女問わない感じです。店員の方は全員女性の方で、日本語がちゃんと通じますしとても丁寧に接客をしてくださりました。結構気軽に入れます。

 決済にはAirpayが導入されており、少なくともクレカと交通系は使えたと思います。

店内の品ぞろえは割と紅茶やお茶請けになるようなものが主には目立つように並べられていましたが、ボルシチの素やロシアのピラフの素、コンポートやモルス等飲料(試してほしいロシアの飲み物11種 - ロシア・ビヨンド (rbth.com))、トバログ、肉製品、ひまわりの種まであり品ぞろえは広めな感じ。

 オンラインショップもあり、缶詰や瓶詰等も売っているようです。個人的にはロシア飯って缶詰や瓶詰は日本ではなかなか見ないラインナップなので調べたり試したりすると面白いと思います。

victoriashop | 赤の広場銀座店

goo.gl

オンラインショップではロシアではわりとメジャーな ニシンのオイル漬け等も買えます。生臭さは比較的薄くパンと一緒に食べると美味しいので個人的には好きなのですが好き嫌いは分かれるかも。

 都内のロシア雑貨・食料品店として目白(池袋方面)にロシア雑貨店マリンカさんがあるようなのですが、千葉方面からは少し遠いので、東東京を活動の中心にしている方は、値段も手ごろなものも多いので、ぜひ立ち寄ってみてください。